第13章 てんしの微笑みのち・・・尾行!尾行!
「愛里沙・・・!ちょ・・・まずいよ!」
僕は愛里沙のスカートをクイクイと引っ張った。言っちゃったものはしょうがないけど、とにかく、これ以上騒ぎが大きくなる前にここから離れよう。
「あんたは黙ってなさい!秋良!もっと言ってやらなきゃ気が済まないんだから!」
なんか、江戸の敵をなんとやらという感じもするが、愛里沙の怒りが凄まじい。
「あんたがね!くだらない男に引っ掛かんのは構わないけど、小太郎先生や、私の秋良をくだらない呼ばわりするなんて、天が許しても、私が許さないんだから!」
とうとう後ろからウェイターに羽交い締めにされ机から引きずり降ろされる。まだ何か言おうとする愛里沙の口をウェイターの男性が無理やり塞ぐ。
むぐー!むぐー!とまだ叫んでいる。武内先生が駆け寄ってきて、ウェイターに謝っていた。その間にさっさと風見先生は荷物を持って出ていってしまった。