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ずっと前から (降谷零/R18)

第1章  【もう一度、君に恋をする】


降谷零の彼女


それからの毎日は、穏やかだった。

もちろん、
零くんの仕事が普通ではないことくらい分かっている。

突然連絡が取れなくなることもあるし、
予定がなくなることもある。
そして、何も聞けないし教えてはもらえない。

それでも、
零くんはできる限り、私を不安にさせないようにしてくれた。


「零くん、ちゃんと休めてる?」

「……ああ、心配しなくても休んでるさ。」

……嘘だな。
休んでるって、3時間は寝れたとか、そんなこと言ってるよね。

「そっか」

とりあえず、そう答えた。

私にはどうしてあげることもできないから。
せめて疲れるようなことを言いたくない。

すると、零くんが優しい声で

「次のの休みに、仕事が終わったら、会いに行くよ」

「え……大丈夫なの?」

「あぁ。」

「無理しなくていいよ?」

「無理はしてない。」

そして、

「俺が会いたいだけだからな。」

また、そういうことを平然と言う。

「……零くん、昔より甘くなってない?」

「そうか?」

「うん」

「七年間我慢した分かもしれないな。」

「……!」

「ふふっ。また照れてるのか?」

「……零くんの表現がストレートで
、どう反応していいのか分からなくなるよ。」

恥ずかしくて顔を背けると、零くんは

「そういう反応をするからつい、な?」

と嬉しそうに笑う。


この人は、私を守るためならまた簡単に距離を置こうとするのかも知れない。
でももう、離れたくない。
私の存在を、もっと強く零くんの中に刻みこみたい。
零くんの腕にそっと手を絡めた。

「……?」

「もう、勝手に離れないでね?」

「あぁ。もう離れたりしない。
も、勝手に離れるなよ?」

「私から離れることなんてないよ。」

「絶対だろうな?」

「もちろん」

零くんは満足そうに笑った。
そして、人目のない場所で。
の額に、そっと唇を寄せる。

「、好きだよ。ずっと一緒だ。」



【もう一度、君に恋をする】

fin
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