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ずっと前から (降谷零/R18)

第5章 七年分の大切 ※




「…ごめん……」

「…………」

「悪かった」

「……いつもそう」

「があんな顔するからだろ。」

「なにか?」

「すまない」

「反省してないよね?」

「まぁ。たぶん次もまたすると思う。」

「!!?」

「無理だろ。待てると思うか?」

「……。何秒か、くらいは。」

「数秒耐えるのにどれだけ大変だと思ってる。」

「……」

それは私には分からないっ!

「…」

甘やかすような優しい声で名前を呼んで、綺麗な目で私を見つめながらゆっくりと頬に触れる。

「ごめん、嫌がることして。」

わーーーー!恐ろしい。無駄に顔が良過ぎる。かっこいい!興奮して鼻血出そう。こんなことされたら誰でもコロッと落ちる……!!
「これでいったい何人落としてきたの!?」

「あ。声に出た」

「ふっ。ははは!」

「なんかごめん」

「いや、悪かった。はははっ。この手ではを誤魔化せないか。」

「そんなことないよ。無駄に顔が良いからドキッとして一瞬混乱して『もう何でも良いや!』って思った。
だからおかわりさせて。」

「ふっ、許してくれるならやるよ?」

「ううん。許したら次は悪びれることもなく堂々とされるからやだ。」

「はははっ。たしかにな」

「ところで零くん、ずっとそうしてて腕つらくない?」

覆い被さったままの体勢を気遣うが、

「僕はこのまま一日でもこうしていられる」

鍛えてるだけあってすごいな!


「それに、こうしていた方がの反応が分かりやすい。怒ってるも可愛い。ずっと見ていたい。」

ニコっと意地悪に笑う零くん。
そういう顔に私はかなり弱い。
至近距離だと心臓に悪い。
つい腕や胸の筋肉も見てしまってさらにドキッとしてしまう。


「……っ!零くん!すぐ甘い雰囲気に持って行こうとしてない?」

「ん?七年分も合わせるって言っただろ?」

「…………‼︎‼︎‼︎ 」
「それ、は、“大切にする”じゃなかった!?」

「大切にする一環だろ」

そう言って、愛おしそうにクスッと笑う。




【七年分の大切】

fin
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