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ずっと前から (降谷零/R18)

第5章 七年分の大切 ※


* *

「ん……零くん、くるし…」

「……! すまない!」

力いっぱい抱きしめていた腕の力を緩めた。

「ふふっ。肺が潰れそう」

零くんが慌てるから、少しふざけて言ってみる。

「あぁ、圧死させそうで怖いよ。」

ん?なんて?私のこと圧でころすつもり?怪力すぎでしょ。

零くんは冗談を言っている顔でもなく、至って真剣に、申し訳なさそうな顔をしているけれど。

「ふふっ。なんでよ」

わからなすぎて、クスクスと笑ってしまった。

「……、平気か?」

「ん?うん、大丈夫だよ」

「じゃあ次はうしろから。好きだろ?」

「へ……? え!?そう意味の平気!?」

「そうだけど?」

「ちょ、ちょっと待って!終わったばっかりで体力がっ!今の会話の流れ、違う意味と思って返事したっ!!」

わざとだな!?わざと意味を分かりにくくして聞いてきたな!?ほんとずるい!!!

「僕が動くから大丈夫。じっとしてていい。」

「違うっ!動いてなくても体力いるっ!」

「うしろ向いて。」

犯罪者の取り押さえ?ってくらいスムーズに制圧され、強制的にうしろを向かせられる。


「わっ!ちょ、待ってっ!」

「待たない。」

「えっ!なんで!?」

「何を待てばいいか分からないから。」

「……こ、心の準備!!」

「何秒?」

「秒!?」

「今さら心の準備ってなんだよ。」

「…………なんだろう?」

「おい。もういい。入れるぞ。」

「ちょ…!んんっん!あっ…うぅ……」



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