第3章 嫉妬心
零くんは少し拗ねたような顔をしてる。
「……なんで誘われてるんだよ。」
んんー?誘われてごめんねって言った方がいい?でもそれ不可抗力だよね?
ここは謝らないぞ!
「んー…本当、なんで誘われたんだろうね。」
同じ言葉で返してやった!
「僕を放置して楽しそうに話してたな。」
「えっ?あー、もう何話したかも覚えてないや。楽しそうだったかな?それはごめんね、嫌な思いさせちゃって。」
「……」
「あ、はい……」
「僕は嫉妬してる」
あまりにも素直に言うからびっくりした。なんて純粋な人なんだろう。こんな汚い私でごめんね。
「ふふっ」
「笑うなよ。」
「あ、ごめん。」
「全然悪いと思ってないだろ。」
「だって、零くんが可愛くて。」
「……」
「付き合ってから、意外と嫉妬するんだなってびっくりした。」
「……悪いか。」
「ううん、そういうところも好きだよ?」
「……」
「抱きしめていい?」
と言いながら零くんをギュッと抱きしめた。
「私が好きなのは、零くんだけ。
他の人なんか見えなくなっちゃう。
大好きだよ。」
「……」
耳元で、小さく伝えた。
「私は零くんのものだから。離れないから、不安にならないでね。」
零くんは強く抱きしめ返した。
強い強い!肺の空気が押し出される!
力加減も気にして!?せっかくのいい雰囲気なのにゴフッてなるよ!
「本当か?」
「……あたりまえでしょ。」
「、ありがとう。」