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ずっと前から (降谷零/R18)

第3章 嫉妬心


その日の午前中は、忙しかった。

「さん、これ……!」

「え?」

同僚が青ざめた顔で持ってきた書類を見る。

「あ……」

どうやら、先方に送る予定だった資料にミスがあったらしい。

しかも、今日中に修正して対応しなければならない。

「大丈夫。すぐにやり直そう!」

「すみません……!」

「謝るのは後でいいから、手分けして対応しよ。大丈夫、間に合う。」

そこから、一緒になって対応に追われた。
本来なら昼休みはもっと早い時間だったのに、気づけば、予定よりかなり遅い。

「さん」

上司から声をかけられる。

「はい」

「のおかげで予定より早く片付いたし、先方とのやり取りもうまくいった。ありがとう」

「いえ、みんなでやったので。無事に解決してほっとしました。」

「それでも助かったよ。お昼、だいぶ遅くなったけど、ゆっくり休憩してきて。」

「ありがとうございます」

ようやく時計を見るとお昼はとっくに過ぎていた。

昨日、零くんから『明日はポアロにいる』と言われていたから、遅くなったけど時間もあるし行こうかな。

仕事がんばって疲れたし、金髪イケメンを眺めながらランチして癒されよう。そうしよう!

ポアロに着くと、店内はかなり空いていた。

「いらっしゃいませ!」

梓さんがはじける笑顔で迎えてくれる。これにも癒される。

「こんにちは〜!」

そしてカウンターの奥から

「いらっしゃいませ、さん」

優しい声が聞こえた。
金髪イケメンの俺様じゃないモード。
かっこいい。即、癒された。
メロついて悶えたくなった。
もちろんそんな姿は一切表面には出さないけどね!
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