第9章 記憶
「え?たとえば?いや、とくに何もたとえるものはないけど…っ!」
「何か言ったのかもって考えるってことは、何か思い当たる不満でもあるのかと思ったんだけど?」
「えぇ!?ない!ないよ思い当たることも不満も!ま、ま、満足してる!!!」
「ふーん?」
「ふーんってなに?なんでさっきからふーんって言うの!?」
「記憶がないと喋ってて気付いたけど、は僕に対して結構我慢してる。」
「え?してない!なにもしてない!落ち着いて!!」
「ふっ。なんだそれ?僕は冷静なんだから、が落ち着くところだろ?」
「じじじぶんが何いったかハッキリ思い出せないから怖い!!覚えてないことが怖すぎる!!」
「何も言ってないから安心して。せいぜい、が僕に一目惚れしたとかその程度だから。」
「ぎゃーー!!いやっ!もーーそれがやだーーーー!!!!」
「いつも何を考えてるのかわからなかったのことを少し知れて、僕は最高の気分だ。」
【記憶】
fin