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ずっと前から (降谷零/R18)

第9章 記憶


「なんで驚くんだよ。いつもしてただろ?が『最初からやり直す』を選んだんだから、ほら早く。」

「待って待って!『最初から』の最初がどこか、ちょっと認識にズレがあるよね!?」

「何もずれてないだろ。はもう僕のことが好きで、僕はが好きなんだから、『最初から』は婚約前からのやり直しだ。」

「えぇぇぇぇ!?そこなの!?その位置からなの!?ちょ……ちょっと待って、じゃあ、二つ目を選んでたらどの位置なの!?」

「二つ目はすぐにご両親に挨拶してその足で入籍コースだ。」

「えぇぇぇぇ!?ど、どうなってるの!?」

「いいから早く。」

「待って、強引っ!!!!わ、私そういう記憶もなくて、どうしていいか…!」

「・・・そうか。ふっ。」

「え?なんで嬉しそうなの?ほんと怖いよ!?さっき『僕はがいないともう生きていけない』とか言ってたのにどんだけメンタル強いの!?」

「じゃあ僕からするからもう黙って。……あ。やっぱり先に『好き』って言って。」

「……!!! ま、まだそれはよくわからないから……!」

「嘘だな。」

「!!?」

「どう見ても好きじゃないか。記憶喪失前の自分にまでやきもちやいてただろ。」

「!!! うぅ……」

「恥ずかしいなら僕から言う。」

「ま、まって!言われるのも心の準備がいる!!」



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