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ずっと前から (降谷零/R18)

第9章 記憶


「じゃあ、行ってくるね!」

「あぁ、気をつけて。楽しんでおいで。」


今日から1週間、友達とアメリカ旅行。
零くんが空港まで見送ってくれた。
忙しい人なのに至れり尽くせりだな…。

______

がいない間、国内外でのテロの動きが活発になり仕事はかなり忙しかった。

しかもこんなタイミングで、アメリカでのテロ計画の情報も入っている。

にそれとなく、観光する場所・移動経路・日時を詳しく聞く。
普段から細かく聞き出しているため何の疑問も持たずに教えてくれた。

人が集中する場所は狙われやすい。
とはいえ、アメリカは広い。
そんな最悪のタイミングにちょうど居合わせる可能性はほぼ0に等しい。
なのに、落ち着かないほど嫌な予感がする。

念のためすぐに帰国させるべきか?
駄目だ、不確かな情報でそんなことをさせられない。
久しぶりに向こうに住んでいる友だちに会えると楽しみにしていたんだ。彼女の楽しみを奪いたくない。
これは、ただの心配しすぎだ。
大丈夫。何も起こらない。無事に帰ってくる。


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