【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第9章 大人達の1/3事情〜男達のポジティブ超訳書〜
相澤消太
〜大人の理屈で退路を塞ぐ合理主義者〜
【 生徒×教師 】
「……なんだこの紙切れは」
職員室の奥。
誰もいない資料室にを呼び出した相澤は、突きつけられた『ドライな関係を保つための3大ルール』を怠そうに指で弾いた。
「先生と私の関係を、これ以上うやむやにしないために書きました」
が胸を張って言い放つと、相澤は深くため息をつき、目を細めた。
「……お前、俺を誰だと思ってんだ。伊達に教員やってねぇぞ。こんな穴だらけの誓約書で俺を縛れると思うな」
低く掠れた声で呟きながら、相澤は紙の項目をひとつずつ指でなぞっていく。
「まず1、『用件以外のLIME禁止』。これは合理的だな。今夜から連絡は『今から行く』の一言で済ませる」
「え!?連絡するな、って意味ですけど!?」
相澤はの反論をあっさり無視し、顔をぐっと近づけてきた。
「次。2、『事後はすぐ解散(余韻に浸らない)』」
捕食者のような眼光に、の背筋が跳ねる。
「『余韻』なんて浸る隙もないほど、短時間で満たせという意味か。解散の瞬間まで一秒も無駄にせず、集中しろと。……ずいぶん欲張りな要求だな」
「ち、違——っ、解散して帰れって言ってるんです!!」
「そして3、『お泊まり禁止』」
相澤はの腰を逃がさないよう片手で抱き寄せ、耳元へ顔を寄せた。
「『部屋に来させない・行かない』……つまり、寮でも自宅でもない、こういう誰も来ない場所で済ませろってことだろ。場所を限定して秘密厳守を徹底する……危機管理能力だけは褒めてやる」
「どんなウルトラ超訳ですか!?先生って意外とバカなんですか!?」
「校内での密会、即解散、連絡不要。お前が望んだ通りの『ドライで合理的なセフレ関係』だ。文句はないな?」
「あります!大ありです!!」
叫ぶの唇は、大人のずるさと圧倒的な腕力によって、あっけなく塞がれてしまったのだった。