【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第6章 あいつの1/3になってるが。【 爆豪勝己 】
「1年の教室覗き込んで、何ニヤニヤ企んでやがる」
「な、なんでもないよ! 新入生、可愛いなって思ってみてただけ……!」
「嘘つけ」
爆豪は短く言い捨てると、の襟首を掴んだまま、ぐいぐいと誰もいない踊り場の方へと引っ張っていく。
「ちょっと、勝己!? 痛い、引っ張らないで……っ」
「うるせぇ。来い」
人気のない踊り場の陰に押し込まれると、逃げ場を塞ぐように爆豪の大きな体が覆いかぶさってきた。
壁と彼の体に挟まれ、は逃げ場を失う。
爆豪はの顎を強い力で持ち上げると、逃がさないようにその瞳を覗き込んできた。
「……通形が卒業して、穴が空いたからってか?」
「っ……」
図星を突かれ、の肩がびくっと跳ねる。
爆豪はの『学年ごとに1人』という不貞で身勝手なルールを、半ば呆れながらも知っていた。
そして、自分がその「2年生枠」であることも。
「新しくガキ捕まえて、また手ぇ出す気か」
「だって……別に、お互い割り切った関係なんだからいいでしょ……?」
が上目遣いで抵抗すると、爆豪の顔に凶悪で甘い笑みが浮かんだ。
「ダメに決まってんだろ、アホ」
「んっ……!?」
強い力で抱き寄せられ、強引に唇を塞がれる。
噛みつくような激しいキス。
逃げようとするの舌を強引に絡め取り、口内の蜜を吸い尽くすように深く、深く暴かれる。
「ん……ふぁ……っ、んっ……」
朝の廊下。
すぐ近くを新入生や教師たちが通り過ぎる足音が聞こえる緊張感の中で、爆豪の手がの腰を強く引き寄せ、自分の身体へ押し付けた。
「……お前に淫らなことすんのは、俺だけで十分だ」
耳元で落とされた低い囁きと熱い吐息に、の背筋がぞくぞくと痺れていく。
(……これじゃ、新しく1年生を探すなんて、当分無理そう……)
甘い敗北感に包まれながら、は爆豪の首にそっと手を回すのだった。
【 あいつの1/3になってるが。 】