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脹相と恋愛〜大人〜

第22章 体は辛くないか



「……脹相」

「ん?」

抱きしめられたまま、あなたは少しだけ顔を上げる。

「昨日……私のわがままに付き合ってくれて、ありがとう」

そう言うと、脹相は少し目を瞬いた。

「わがまま?」

「……脹相に終わりって言われたのに続けたいって言ったこと」

「…………」

脹相は、ほんの少し眉を寄せた。

「それをわがままだと思っていたのか?」

「だって……脹相は疲れてたかもしれないし」

「気にする必要はない」

「でも……」

「俺がしたかったんだ」

あまりにも迷いなく言われて、あなたは黙った。

脹相はそんなあなたの髪を、ゆっくり撫でる。

「お前が一緒に進みたいと言ってくれて俺は嬉しかった」

「……本当に?」

「ああ」

「嫌じゃなかった?」

「全く」

即答だった。

「むしろ、俺の方が我慢が効かなかった」

「……」

胸が、きゅっとなる。

脹相はあなたの目を見ながら、穏やかに続ける。

「だから、礼を言われるようなことじゃない」

「でも……」

「俺がしたかったことだ」

もう一度、はっきりと言う。


その言葉に、あなたはまた顔が熱くなる。
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