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①呪術廻戦〜脹相〜

第71章 誕生日パーティー


「……〇〇、顔が赤い」

「そう?」

「暑いか?」

私は自分の頬に触れる。

「なんか、ぽかぽかするかも?」

脹相がテーブルの上のグラスを見る。

「……これ、アルコールは入っていないのか?」

「うん。ノンアルコールって書いてあった」

「そうか」

少し安心したように息を吐く。

けれど。

「脹相」

「なんだ?」

私は、いつもより少しだけ距離を詰めた。

「……隣、もっと近くに来て」

「……?」

「こっち」

手を引っ張ると脹相が少し驚く。

「どうした?」

「いいから」

ぴたり。

肩が触れるくらいまで近づく。

「……落ち着く」

「何がだ?」

「脹相の隣」

その一言で、脹相が固まった。

私はそのまま、脹相の肩に頭を乗せる。

「なんかね……今日はいっぱい人がいて楽しいんだけど」

「……」

「脹相の隣が一番安心する」

脹相は何も言えず、ただ、耳が少し赤くなる。

「……そうか」

「うん」

私は満足そうに笑う。

そして脹相の腕に、自分の腕を絡める。

「……もうちょっと、このまま」

「……ああ」

脹相は戸惑いながらも、拒まなかった。

むしろ私が倒れないように、そっと肩を支える。

そのときはまだ、五条がなぜ、あれほど念を押していたのか分からなかった。
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