第71章 誕生日パーティー
その日の夜。
祝いごとだということで、料理が並び、飲み物も用意されている。
私は五条に言われた通り、アルコールの入っていないものを選んでいた。
「これなら大丈夫かな」
グラスを確認していると、脹相が横から覗き込む。
「……ノンアルコールだな」
「うん」
「ならいい」
私は少し笑った。
「脹相まで五条さんみたい」
「念を押されたからな」
「大丈夫だよ」
そう言いながら、私はグラスに口をつけた。
何事もなく時間が過ぎていく。
料理を食べて、皆に祝ってもらって、笑って、楽しい時間だった。
そして、しばらくすると、隣にいた脹相がふと気づく。