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①呪術廻戦〜脹相〜

第54章 呪いを受けて幼児化してしまった



 食事が終わると、私は脹相のところへ向かった。

「ちょうそう」

「ん?」

「遊ぶ」

「俺と?」

「うん!」

 嬉しそうに両手を伸ばす。

 脹相は一瞬戸惑ったものの、すぐに私を抱き上げた。

「……何をして遊ぶ?」

「これ!」

 持ってきたぬいぐるみを見せる。

「そうか」

 脹相はあぐらをかいて座り、私を膝の上に乗せた。

 私はそのまま、ぬいぐるみを抱えて遊び始める。

「くまさん、ねんね」

「そうか。寝かせているのか」

「うん。ちょうそうも」

「俺も?」

「うん」

 私がぬいぐるみを脹相の膝に寝かせる。

 そして、その隣に自分もころんと横になる。

「……」

 脹相が固まった。

「どうしたの?」

「いや……」

 膝の上に頭をちょこんと乗せて横になる私を見下ろす。

「……可愛いな」

「だめ?」

「いや。駄目ではない」

 むしろ、とても嬉しい。

 けれど、それを口にする代わりに、脹相はそっと私の頭を撫でた。

「……可愛い」

「えへへ」

 嬉しそうに笑う。

「……っ」

 脹相が片手で顔を覆った。

「また?」

 五条が呆れたように笑う。

「だって……」

 脹相は真剣な顔で言う。

「膝の上にこんなに小さな姿で座られて、笑われてみろ。耐えられるわけがない」

「まぁ、この子可愛いからねぇ」

「他人事だと思って……」

 そう言いながらも、脹相は私を膝から下ろそうとはしなかった。

 
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