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①呪術廻戦〜脹相〜

第49章 お見合い



ある日。

私は脹相と二人で買い物に出ていた。

その帰り道。

「そういえばさ」

「なんだ」

「この前、五条さんと何話してたの?」

「……五条と?」

「うん」

脹相が少しだけ視線を逸らす。

「お前と五条は……仲がいいなと思って」

「そう?」

「ああ」

「昔からだからかな」

「昔から?」

「うん」

私は何気なく答える。

「五条さん、私の保護者だから」

「…………」

脹相の足が止まった。

「……何?」

「今、何と言った」

「え?」

「五条が……お前の何だと?」

「保護者」

「…………」

脹相は、しばらく黙っていた。

「……そうだったのか」

「うん」

「……だからか」

「何が?」

「いや……」

脹相は息を吐く。

今までのことが、一気につながっていく。

五条が私の生活に口を出すこと。

お見合いの話を持ってくること。

〇〇のことを気にかけていること。

あの家を用意したこと。

そして。

彼女とあれほど親しげにしている理由。

全部。

「……お前の保護者だったのか」

「そうだよ」

「……なら、納得した」

「何に?」

「……何でもない」

脹相の胸の奥にあったざわつきが、嘘のように消えていく。

そしてふと。

「この家も、五条が?」

「うん」

「なぜ?」

「私が一人暮らししたいって言ったから」

「……それだけか?」

「それだけだと思う」

私は少し考える。

「でも、脹相と一緒に住みたいって言ったときも、すぐいいよって言ってくれた」

「……」

「私が自分で考えてるなら、って」

脹相は黙った。

自分がこの家に住めるようになった理由。

五条が、私の願いを尊重したから。

「……そうか」

脹相は小さく呟いた。
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