第49章 お見合い
ある日。
とうとう脹相は、五条本人に尋ねた。
「五条」
「ん?」
「お前は……〇〇と、どういう関係なんだ」
五条の目が、一瞬だけ細くなる。
「どういう関係って?」
「……仲が良すぎる」
「そう?」
「そうだ」
「まあ、仲良しだからね」
「…………」
それだけ。
五条は、それ以上説明しない。
「何か気になる?」
「……いや」
脹相は口を閉じた。
だが。
気になる。
どうしてこんなに気になるのか、自分でも分からない。
五条は分かっていた。
脹相が何に引っかかっているのか。
けれど、言わない。
「僕、彼女の保護者だよ」
そう言えば済む話なのに。
あえて言わない。
二人がまだ、自分たちの気持ちに気づいていないから。
五条は、それを壊すつもりがなかった。