第49章 お見合い
その家で。
〇〇と脹相は暮らし始めた。
それから、脹相は五条に対して妙な感情を抱くようになった。
嫌いなわけではない。
むしろ、〇〇を守っている人間だということは分かっている。
ただ。
「五条さん!」
〇〇が五条に駆け寄る。
「お、どうしたの?」
「これ見て」
「へえ、いいじゃん」
二人で笑う。
五条が彼女の頭を撫で、それを当たり前のように受け入れる。
そんな光景を見るたび、
「…………」
脹相の胸の奥がざわつく。
距離が近い。
あまりにも自然だ。
自分の知らない時間が、二人の間にはたくさんある。
それが妙に気に入らなかった。