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①呪術廻戦〜脹相〜

第47章 プールは心配で見守りは必須


「やったー! プール!」

朝から私は浮かれていた。

今日は悠仁、恵、野薔薇ちゃんと四人でプールに行く日。

そして何より――

「この水着、可愛すぎる!」

鏡の前でくるっと回る。

新しく買った水着。

ずっと楽しみにしていたのだ。

「でしょ!? 私のも最高じゃない?」

隣では野薔薇ちゃんも新しい水着を見せながら、満足そうに笑っている。

「二人とも似合ってるよ!」

悠仁が素直に褒める。

「……そういうこと、さらっと言うな」

恵は少し呆れた顔。

「何よ恵。可愛いものは可愛いでしょ?」

「……別に否定してない」

そんなやり取りをしながら、私たちはプールへ向かった。

――その頃。

プールから少し離れた場所にある木の上。

「…………」

葉の隙間から、双眼鏡を構える男が一人。

脹相だった。

「…………」

無言。

双眼鏡の向こうには、楽しそうに笑っている彼女。

「…………」

脹相の眉間に、ほんの少し皺が寄る。

「……水着」

小さく呟く。

「……可愛い」

しかし。

「……いや」

脹相はすぐに首を振った。

「そうではない」

問題は――

「……男だ」

双眼鏡を覗く。

彼女がプールサイドで楽しそうに笑っている。

その隣には悠仁。

さらに恵。

そして野薔薇。

「……悠仁と恵がいるなら大丈夫だ」

自分に言い聞かせる。

「……二人とも、彼女を守れる」

少し安心する。

――が。

「…………」

別の男性グループが彼女たちのほうを見る。

脹相の目が鋭くなる。

「……!」

双眼鏡を持つ手に力が入る。

「……まさか」

男性たちがこちらへ歩いていく。

脹相の姿勢が変わった。

「……ナンパか?」

木の上で、完全に臨戦態勢だ。
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