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①呪術廻戦〜脹相〜

第45章 写真


「脹相、写真撮ろう」

突然そう言うと、脹相は少し目を丸くした。

「写真?」

「うん。せっかくだし」

私はスマホを取り出す。

「二人で撮ったこと、あんまりないよね」

「……そうだな」

「嫌?」

「いや」

脹相は少し考えてから、私の隣に立った。

「これでいいか?」

「うん……って」

画面を見る。

「……やっぱり身長差すごい」

「そうか?」

「ほら」

二人で並んで画面を見る。

私の頭が脹相の肩よりかなり下にある。

「なんか私、小さくない?」

「小さいな」

「また言った!」

「事実だ」

「もう……」

私は少し頬を膨らませる。

すると脹相が笑った。

「だが、悪くない」

「本当に?」

「ああ」

「じゃあ撮るね」

スマホを構える。

「はい、チーズ」

パシャ。

「……」

写真を確認する。

脹相は真面目な顔。

私は少し笑っている。

「脹相、顔が硬い」

「そうか?」

「うん。もっと笑って」

「……こうか?」

脹相が少しだけ口元を緩める。

「そうそう!」

もう一枚。

パシャ。

「……こっちのほうがいい」

「そうか」

「うん。保存しよ」

私がスマホを操作していると。

脹相が横から覗き込んだ。

「……」

「どうしたの?」

「もう一枚撮りたい」

「え?」

「二人で」

「さっき撮ったじゃん」

「もう少し近くで」

「近く?」

「……ああ」

私は少し不思議に思いながら、脹相の隣へ寄る。

「これくらい?」

「もう少し」

「……こう?」

肩が触れる。

「……ああ」

脹相は満足そうに頷く。

「じゃあ撮るよ」

パシャ。

写真を確認すると。

今度は、脹相が私を見下ろしている瞬間が写っていた。
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