第40章 散々なお見合い
「じゃあ、行ってくるね」
「ああ。気をつけろ」
「うん」
そう言って家を出た。
けれど。
数時間後。
お見合い先から帰る途中。
私はひどく疲れていた。
「……最悪だった」
相手は悪い人ではなかった。
けれど。
最初から最後まで、会話が噛み合わなかった。
趣味を聞かれて答えれば否定され。
「結婚したら家事は全部任せたい」と言われ。
さらには、私の呪術師としての仕事や生活について一方的に口を出される始末。
結局、食事もほとんど味がしなかった。
「……二度と会いたくない」
ため息をついて歩いていると。
「……〇〇」
「……!」
聞き覚えのある声。
振り返る。
そこに。
脹相が立っていた。