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①呪術廻戦〜脹相〜

第40章 散々なお見合い


「……今日、出かけるのか?」

玄関で靴を履いていると、背後から声がした。

「……うん。ちょっと用事」

振り返ると、脹相がこちらを見ている。

「どこへ行く?」

「えっと……」

一瞬、言葉に詰まった。

「……少し遠くまで」

「そうか」

脹相はそれ以上聞かなかった。

そのことに、ほっとする。

――言えるわけがない。

今日は、お見合いの日だった。

お世話になっている五条さんの家に頼まれて、断り切れずに行くことになった。

もちろん、脹相には言いたくなかった。

自分でも理由は分からない。

ただ。

脹相に「お見合いに行く」と伝えたら。

どんな顔をされるのか。

それを見るのが怖かった。
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