第7章 再び〜
素で言っちゃうところがスキと言ってほっぺに唇が触れる
「俺の代役を務めてたのはどんな奴?」
なんてこと聞くんだ
「………」
「教えて、彼にお礼を言わなくちゃ。俺の、がすんなり入るように〇〇〇をほぐし続けてくれてありがとうってね」
ニヤリ、意地悪な顔をする
「いじわる…」
「悟は奥様がいたんだから満たされてただろうけど私はずっとひとりだったから…」
「満たされてなかったよ、俺も」
奥様との繋がりでは心からの満足は得られなかったってこと?
性処理だけの行為だったの?
「彼女、処女のまま出産したんだ」
⁈それはどういう?
「だから俺も満たされてなかったよ、さっきまで」
背後から抱きしめてくる肩や背中、手に唇を寄せて大きく息を吐く
「取り戻せてよかった〜、俺の腕の中に〇〇〇がいる〜、あったか〜い、ちゃんと鼓動してる〜」
小動物とでも思ってる?
「ちゃんといる、ずっといるよ」
「うん…」
はぁぁとまた息を吐く
空が白らんできた
眠る時間はなさそうだ
悟をお風呂に誘う
まだこのままがいいと言われるが朝食の撮影があるからと起き上がって動きが止まる
「………」
「どうした?……」
あぁ、アレね、待っててとタオルを持ってきてくれた
吐き出した熱をタオルで受けながら掻き出される
「はんっっっ」
誘ってるのぉ?イタズラっぽい声がする
全身を洗ってシャワーで流す
だいぶ空が明るくなってきた
今日の予定をすり合わせて悟の車で東京に帰ることになった
身支度を整えて調理場に向かう
悟もついてくる
挨拶をして早速撮影を始める
悟、邪魔!デカい体でそこに居られては困る
へぇへぇ、わかりましたよと肩をすくめ調理場を離れていった
30分ほどで撮影が終わり礼を言ってロビーに向かう
ロビーではコーヒー片手に悟とオーナーが笑顔で話していた
オーナーに挨拶をして悟の隣に座る
「またこうしておふたりが並んでいらっしゃるところを目にできて嬉しいです」
この一時がほっこり幸せな空気に包まれた
自分たちも朝食をいただいて、コーヒーポットを片手に部屋に戻る
前回ほど部屋が乱れていなくてほっとする
軽く整えてコーヒーをいただく
んっ美味しいぃ
さあ、帰ろっかと部屋を出る
部屋に向かって『ありがとう』を言って扉を閉めた