第5章 別れ〜
んーーーーーーーーっはぁぁぁ
ぐっすり眠れた‼︎
先生、ありがとう お薬、ありがとう
眠るって大事なのねぇ
昨日までのモヤモヤがすっかり消え去ってる
例の件に手をつける前にやらなきゃいけないことをやってしまおう
洗濯、掃除、4日先までの〆切の納品、打ち合わせの予定が入っていないのは幸いだった
よし、終わったぁ
偉い、〇〇〇
日を跨いじゃったけど、よく頑張った‼︎
明日から例の件に取り組める
ん?勘が反応してる…
もう悟との契約は終わったんだから反応しないで
今日もお薬の力を借りてしっかり眠ろう
翌朝
今日もいい天気、コーヒーも美味しい
さっ、例の件に取りかかろう
閉め切っていた部屋の扉を開けるとこもった空気でうっとなる
窓を開けて空気を入れ換える
重ねられた書類と手紙を抱えてリビングテーブルに置く
コーヒーを淹れて深呼吸
ウンベラータに視線を向けると風にそよそよ揺れている
一息ついてまず、手紙から
《〇〇〇
いつも驚かせてばっかりでごめんね
直接伝えられなくてもっとごめん
せめて他から知らされる前に伝えたかったんだ
6月に予てよりの許嫁と婚姻することが決まった
すでに子種を授け、安定期に入ったことを確認した
近いうち世間に知られる事になるだろうからその事を伝えたかった
約3年の間、僕の無茶な提案を受け入れてくれて、向き合ってくれてありがとう
〇〇〇は絶対受け取らないって言うだろうね
自分が選んで自分が決めたことなんだからって
『探究したかった』んだって
これまでも受け取ってくれたのは引っ越し費用だけだったし
僕が出した提案も僕が真剣に選んで僕が決めたんだ
受ける、受けないは〇〇〇に選択権がある
だけど最初から拒否はしないで
〇〇〇との繋がりは僕にとって掛け替えのないこと
これからだってこの繋がりを支えに生きていくことになるって確信してる
〇〇〇はもう自由だ だから
幸せになって
ご機嫌に笑ってて
〇〇〇の多幸を心から祈る
愛してる》