第1章 五条悟の婚約者
椿はその後、予約したレストランで、予約時間いっぱいの時間を1人で過ごした。
悟が来なかった事を何とも思わない様に、時間になるとコースを注文し始めた。
綺麗なテーブルマナーで食事を淡々とする椿を見て。
自分の主君が何を望んでいるのか、迷走する様だった。
この頃は、五条家から伊集院家に引き取られて、まだ椿の事は何も分かっていなかった。
伊集院家で過ごす様になって、昴は財閥内で椿が何と言われているか初めて知った。
『伊集院財閥のイかれた令嬢』
それが椿の呼ばれている名前だった。