第7章 解禁できない
「……やってしまった」
ギルドの案件から帰宅しての仮眠明け。
ノルバートは、朝から頭を抱えていた。
白状する。
つい夜、一人でシシィのことを「考えて」しまっては、
——やめろ! その線は……越えるな!!!
ぎりぎりで手を止める。
……これ自体は、もはやよくあることだった。
いや……そういう気持ちを抱いてしまうこと自体は……。
でも、この本心が変な漏れ方したら。
彼の懸念はそこだった。
この線を越えたら……たぶん、やめられない。日中も気持ちがはみ出して……。
だめだ。安全運転だ、絶対にやるな!!
普段から、そう思ってなんとか我慢していたのに。
寝ている時は理性も眠っている。
夢ばかりは制御不可能だ。