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巨体の人外に助けられて世話される話

第15章 サポート編


「なあ、ルドガー。お前よ、騎士達に聞いたぞ。だっせえことしてんなぁ。またにちょっかいかけられて、そいつを探してんだろ?」

意外と交友力のある赤髪の獣は、なれなれしく彼の名を呼び、にやついた顔で脚を大きく組んでいる。

「黙れ。見つけ出したらそいつをシメてやるんだ。二度とくだらんことを言えないようにな。……赤髪、まさかお前じゃないよな」

アイスを二口でかじりながら、ルドガーがぎろっと射抜くような視線で見やると、ナザルは大声で笑い飛ばした。

「俺が? ばっかじゃねえのか、んな回りくどい陰気なことするかよ! 俺だったらなあ、の耳元で直接こう囁いてやる。˝なあ、あんたほど可愛い既婚者はいねえよ、俺と一発ねっとりした夜を――˝……ぐっ、うぅっ、なんだっ、また首が! ざけんなセロ! お前力強くなってんぞッ」
「……うそ! まじ? よっしゃあ! 最近密かに皆についていけるように訓練してんだよね」

優雅にアイスを舐めていたセロが、得意げに自分の獣の首輪の拘束を強めていた。

皆相変わらずである。
でもあなたには、それがすごく平和的な光景に思えた。

「ふふっ。仲良くなったなあ皆。ね、ルドガー。お友達出来てよかったよねえ」
「……友達なんかいらん。俺にはお前がいればいい」
「もう素直じゃないんだから」

あなたが隣の腕を小突くと、彼に自分のだと言わんばかりに手を繋がれる。

笑顔が浮かぶ中、あなたはふと本部の廊下から騎士たちのグループが歩いてくるのが見えた。

その人に気づき、思わず片手を上げて振る。

「ターシャさーん、お久しぶりです〜こんにちは~」

挨拶を大事にするあなたが微笑みを向けると、彼はドキっとした顔で立ち止まり、周りの騎士達からも注目されていた。

ジュリスの隊の騎士である新人の彼は、頭を下げながらこちらへやって来た。
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