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巨体の人外に助けられて世話される話

第14章 疑問編


現れたのはこの間会ったばかりの華やかな銀髪の男だ。
当然寝起きではなく、センター分けの髪は美しくセットされ、銀色のピアスも光っている。

肌が白く背の高い魔族の彼は、この中でもひときわ近寄りがたいオーラと輝きを放っていた。

「ゼイラン様、こんばんは~。来てくださってありがとうございます!」

けれどあなただけは、もう親しみを抑えるることはできず彼に小さく手を振る。
それをゼイランも諦めたのか、受け入れた様子でふっと笑い返してくれた。

「機嫌がいいじゃないか、。守護者の接触がさっそくあったようだな。ハンカチ1枚でお前をそんなに喜ばせられるのは、ルドガー以外にはその女だけなんじゃないか? なあルドガー」

いじわるっぽくペットに尋ねると、ルドガーはちょっと負けたような悔し気な顔つきで「ああ」と認めた。

そんな3人のやり取りを前にしても、部隊長のジュリスは緊張を保っていた。
彼はゼイランの後ろに控え、手を後ろに組んで直立している。

「皆、座れ。お前もだ、ジュリス」
「はっ」

幹部の彼は頷き、視線を一点に定めたまま着席した。

だが変わらないどころか、むしろリラックスしているのがミザロだ。

「あなたすぐ来ましたね、ゼイラン。守護者の件が気になるんですか」
「まあな。俺の目下の関心ごとだ。それに今回、あの場に現れたんだろう? お前より手ごわい魔術師なんじゃないか? はははっ」
「そうは思いません。相変わらず失礼な方ですね。魔術だけならあなたと同等程度なのでは?」

口でやり合ってるのを見てハラハラしながら、あなたはルドガーにこっそり話しかけた。

「ねえ、師匠のほうが先輩って本当なんだね。あんなふうに親しそうに喋ってるのびっくりだよ」
「二人は友人同士だからな。あいつはいつもああなんだ」

不機嫌そうなルドガーが大人達に口を挟んだ。

「おい、ミザロ。ゼイラン様に失礼な口を聞くのをやめろ」
「ふふ、それこの方にも言ってくれませんか? 爵位は上でも関係ありません」

まるで取り合わないミザロにルドガーが唸っている。
あなたは少し合点がいった。
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