第13章 初めてのデート
「これもいるか。花のやつだ」
「えっ」
無骨な手のひらが掴んでいたのは、薄ピンク色の花びらが綺麗なペンダントだった。
「……これ、買ったの?」
「ああ、見つけたんだ。待て、つけてやる」
見よう見まねで、太い指でつけるのに彼は手こずっていた。
あなたの胸元が、もっともっと熱くなる。
二つはちょうどいい長さで、可愛らしく重なり合っていた。
「花はお前のイメージだ。だから俺達みたいに、いつも一緒だな」
その言葉を聞いて、あなたは目元が潤む。
寝室に飾ってある大切な贈り物のことも思い浮かべていた。
「ありがとう……可愛い。嬉しい……!」
じーんとお花のペンダントを握りながら呟き、照れ隠しにルドガーに抱き着いた。
「おおっ。獣のやつよりもっと嬉しそうだな」
「どっちもだよ!」
思いがけぬ彼のサプライズが胸にまっすぐに届いた。