第13章 初めてのデート
「楽しかったね~ここ気分がすごく安らぐ、また来ようよ!」
「そうだな。は動物園も気に入りそうだな」
「そんなのあるの? もちろん好き! でもまたルドガー怒っちゃうんじゃないの? 可愛いーって褒めたら」
「それはあいつにだけだ。ほら、俺はあいつの異常さをすぐ分かっただろ?」
途端に苦虫を噛んだような顔の彼に、あなたは笑いながら相槌を打っていた。
植物園の出入り口の前には、お土産売り場があった。
二人であれこれ言いながら楽しく見ていると、あるものに目を奪われた。
装飾台に、動物や植物を模したアクセサリーがかけられていたのだ。
「わあ、これかわいい~ルドガーにそっくり!」
「そうか?」
まじまじと彼が見て首をひねる。それは銀色の狼に似た猛獣のペンダントトップで、きりっとした強そうな顔つきに、銀色の鎖がついていた。
あなたが興奮して眺めていると、彼はそれを手に取った。
「欲しいなら買ってやる」
「えっ! いいのっ?」
あなたの顔がぱあぁっと明るくなる。
まさかそんなことをしてくれるとは。
彼が会計へ向かう間、ドキドキする気持ちで待っていた。
しばらくして戻ってきて、一緒に外へ出る。
袋から出してくれたルドガーは、それをあなたに手渡した。
「ほら、つけるか」
「うん!」
自分でつけてみて、「どう?」と聞くと「格好いいな」と微笑まれた。
まるで獣の彼が一緒に胸元にいてくれるみたいで、自分まで心強くなる。
大切なお守りにしようと喜んでいると、彼はもうひとつ何かを取り出した。