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約束の未来へ【御幸一也】長編

第8章 【最終章】未来の先、変わらないもの


夢主side

遠距離恋愛。
それだけでもお互いの時間は取れない。

けど、監督からの提案に乗ってしまうと…

2人の休日を合わせるのがより困難になることはわかっていた。

でも——

「お前ならやれるって思ったから、監督も頼んだんだろ」

「つーか、俺を理由にがやりてぇ事出来ねぇ方が、俺は嫌だね」

そう言って私を真っ直ぐに見る一也。

「ありがとう」

気がつくと頬が緩んでそう口が動いていた。

その瞬間、
一也の手が優しく私の頬を撫でる。

「……なぁ、まだ怖いか?」

そう聞いてきた一也の目には
少し熱がこもっていた。

私は頬の一也の手に自分の手を重ねると
小さく横に首を振った。

「全く怖くないって言ったら……嘘かもしれない」

「でも……一也となら、大丈夫」

そう言って静かに目を瞑った。

すると、間もなく一也から小さく触れるだけのキスされる。

少しの沈黙の後、一也はゆっくりと口を開いた。

「……このまま目開けねぇと、知らねぇよ?」

思わず目を開けそうになったけれど、
その声に含まれた優しさに気づいて、私は小さく笑った。

「……好きだよ、一也」

私の言葉に少し言葉を詰まらせた一也。


でも、ふっと小さく笑うと

「……俺も」

そう言ってさっきまでとは違うキスが降ってきた。
徐々に深くなるキスに私はゆっくりベッドに押し倒された。


「……無理なら言えよ、止まってやれる自信ねぇけど」
「うん。……一也の全部ちょうだい」

私がそう言うとどちらからともなく再び深いキスをした。

初めて重なった温もりは、
今日まで募っていた様々な不安を全て消していくように優しかった。
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