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約束の未来へ【御幸一也】長編

第6章 【第4章】選ばなかった未来_道


川上side

の言葉に少し自信がついた。

明日からでもシンカー投げ始めよう。
夏までに間に合うように……。

まっすぐに目を見て話すに
ふと、ずっと気になってた事を聞いてみた。

「なぁ、なんで女子野球のある学校行かなかったんだよ。探せばあったろうに」
「……そうかもね」

一瞬、間を置いてそう答えたの表情は、どこか影を落としていた。

……もしかして地雷だったか?

そう思った瞬間、がゆっくり口を開いた。


夢主side

最近ふと思う。
私の前に女子野球の道が出てこなかった理由。

「私、きっと選手には向いてないんだよ」

私の言葉に川上くんは少しびっくりしたような顔をする。

私の野球に対する好きは、選手としては向いてない。
一種の依存に近いのかもしれない。

だから、周りとの温度差にきっと苦しくなる。

「だって、今がすごく楽しいの。皆を支えられてる今が」
「……そっか」

私の言葉に川上くんは小さく息を吐くとゆっくりと相槌をした。

「なんか、お前らしい理由でよかったよ。地雷踏んだかと思った」

「えへへ、ごめんごめん」

軽く平謝りをする。

「実は進路もスポーツマネジメント系を学べる大学に行こうと思ってるの」
「へー、いいじゃん」

次の瞬間。

「でもそれ、御幸知ってるの?」

その質問に、一瞬言葉に詰まった。

「……内緒」

私がそういうと、川上くんは苦笑いを浮かべた。

「だって、話したらついてきそうじゃん?」
「あー……」

川上くんは、一也の過保護さに身に覚えがあるような声を出した。

そう。
一也にはもうプロからのスカウトが来ている。

だから、私のことにとらわれず、
自分の進路を選んでほしい。

その先で私たちの距離が離れることがあったとしても……。

さっきまでキャッチボールを続けていた手を止め、
私はミットの中のボールに視線をやる。

「私ね、一也ならプロでも通用すると思うの」

「私の事気にせず、一也らしい野球をして欲しい」

昔は野球を通して一也を見ていた。

でも、今は――

「その上で私は一也を支えたいし、一緒に野球したいと思ってる」

一也を通した野球の世界をみたい。

そう言って私は川上くんに返球をする。

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