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約束の未来へ【御幸一也】長編

第3章 【第2章】受け止めるということ


「……実は、来年から東京に戻るの」

「それって……」

私は一方的に話を続ける。

「全く野球やらない事はないと思う。でも、多分……
今までみたいにはやらない」

「私には向いてないみたいだから」

そう言い聞かせるように、
私は無理やり笑った。

「さんっ!」

「ありがとね。」

光舟くんの言葉を無視して、
私は電話を切った。


奥村side

「……そんな事ない!」

そう叫んだ俺の声は、届いてなかった。

耳に残る
プー、プーという音。

「……くそっ」

俺は、スマホを枕に投げつけた。


夢主side

翌春――
逃げ出すようにして、東京へ戻ってきた私。

学校はどこでも良かった。

ただ、家から近くて
学力的にも編入しやすかったのが青道だった。


――御幸と再開したあの日。

本当は見学だけのつもりだった。

……選手として扱って貰えないのなら
虚しさが募るだけ。

そう思っていた。

なのに――

一也との約束が
私の世界に再び彩りを戻した。


――――――

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