第2章 2
「今日はありがとうございました!もうほんと楽しくて長居してしまってごめんなさい。」
「私たちも楽しかったです!柚希ちゃんぜひまた来てくださいね!」
「またちょくちょく…いや、頻繁に来ちゃうかもです。」
「ふふっ。お待ちしてますね。」
入ってきた時と同じようにドアのベルを鳴らして外に出る。
すでに夕日が沈みかけている。
………寒い…。でもなんか久しぶりに楽しかったな。また仕事探し頑張ろう。
マフラーをしっかり首に巻いてゆっくり歩いて家路につく。
部屋に入り暖房を付けてから上着やマフラーを脱いでシャワーを浴び、ドライヤーまで済ませる。
「ふぅー気持ちよかったー。」
棚に飾っている3人で撮った写真を手に取りベッドに背をもたれて座る。
「今日も仕事決まらなくてー、アポロっていう喫茶店見つけて、メニューがとっても美味しくて、梓ちゃんと安室さんっていう店員さんがとても素敵でね…。なんと安室さんなんて2人と同い年なんだって!」
写真に向かって今日のことを話す。
………2人と一緒に行けてたら絶対楽しかっただろうな。
しばらく写真を見てから息を吐いた。
さーて明日は仕事探しするしそろそろ寝ないと!
「おやすみ。」
写真をいつもの場所に戻し、ベッドに入る。
ほどなくして、意識はゆっくり闇に沈んでいった。