第10章 男同士〜恋敵の誓い〜
【居酒屋 個室にて】
勇ちゃん、何の話なんやろ?
ちゃんの話やんな?
多分、それしかないよな?
もし付き合う事になったっていう報告だったら
上手く笑って、おめでとうって言えるかな?
あかん、気になって仕方ない。
2人で居酒屋の個室に入って注文する。
勇斗君「付き合わせてごめんな。」
太智君「いや、大丈夫。予定何もなかったし。」
勇斗君「そっか・・・良かった」
俺はお手拭きを出して手を拭きテーブルを拭いたりしてなかなか落ち着かない。
「太ちゃんさ、 ちゃんの事、好きだろ? 」
勇ちゃんは、じっと俺の目を見て聞いた。
太智君「・・・はっ?何言ってんだよ」
勇斗君「そうなんだろ?」
太智君「・・・好きだよ//////勇ちゃん、ホンマに、ごめん。勇ちゃんの気持ち、知ってんのに、俺も好きになってしまった。」
俺は、勇ちゃんに頭を下げた。
そして、初めて第三者に自分の気持ちを認めた発言をした。
勇斗君「別に謝らなくて良いよ。まだ俺のもん違うし。」
太智君「・・・好きだけど無理だろ?アイツ、俺の事、見てない。好きなのは、勇ちゃんだろ!!」
勇斗君「本当にそう思う?」
勇ちゃんは、悲しそうに目尻を下げて言う。
何かイライラする。
太智君「アイツ、勇ちゃんといる時の方が楽しそうやん。俺といる時より笑ってる。最近、あんな顔、俺にはしない。」
こんな事まで言わせるなよ、俺に。
言ってて虚しくなる。