第2章 再会
あれから数ヶ月経ったけど未だ会えてない。こんな大都会で会えるほうが奇跡だろう。なんならこの先、一生会えないかもしれない。いや、それはやだよ。だって苗字しか知らないし。下の名前も知らないままだし。いつかまた会えるだろうかって思いながら今日も仕事。
メイクルームに入ると、いつもお世話になってるメイクさんとさんがいて思わず挙動不審になる。
「おはようございまーす!あ!」
「ぉ、おはようございます。お久しぶりですね」
「お久しぶりです!」
あの時と変わらない心地よい声と笑顔で、また胸が高鳴るのがわかった。
あ、名前聞かなきゃ。でもいきなり聞くと変な人って思われるか…。