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彼女はボクに発情しない

第25章 波乱の奇想曲


ちらっとを見る。はじっと響の言葉に聞き耳を立てているように見えた。
治るんだ・・・。治ったなら、は普通の女の子だ。ただの、可愛くて、優秀で、スポーツ万能の、女の子・・・。

あれ?そうなったら、ボクはどうなるんだろう?

一瞬、不埒なことを考えそうになってしまった。
頭を軽く振る。長年、を悩ませていた病気が治るならそれが一番いいに決まっている。

でも・・・でも・・・。

「まあ、というわけで、少しのことを診察したくてさ。それで来たんだよ」
「診察って?」
「まあ、大したことしないよ。普段の生活見たり、あ、後血液検査はさせてもらいたいかな。」

響によると、血液検査の依頼をするために病院とコネクションをつけるのに数日かかるようで、その間に問診やら生活観察やらをするということだ。滞在は短くても1週間ほどになるし、手続きが滞れば伸びることもあるという。

その間、響はこの家に住むらしい。

ボクは、その間、命を守ることができるかな・・・。
冷や汗が背中を伝って落ちていった。
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