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【呪術廻戦】七海建人の嫁になるまで

第1章 出会い


30分が経過したころ、荒々しい息遣いは落ち着き、
静かに眠っていた。

そこから、さらに1時間。

彼女は完全に安心しきったようにスゥ…っと
寝息をたてながら寝ていた。

今更ながら、いつもとは少し違うスッピンの幼い顔立ちを見下ろしながらつぶやいた。

「無理しすぎです。」

彼女の頬にかかった髪を指先でそっと耳へ掛ける。

指の感触に気づいたのか、ふと目を覚ます彼女。

「…先輩の寝こみを…だめだよ。」

と、いつもより少し低めの声色で微笑みかける。

「…っ、!、そんな男に見えますか」

「…ふふ。確かに見えないね。」

一呼吸おいて七海を見上げる。

「ありがとう。助かった。」

「いえ。」

ふと森川のリビングにあった資料を思い出す。

「あの。

もしかして、家でも仕事してるんですか」

「…あぁ、あれね。」

あれは…と、つぶやきながら「やりたくてやってる」と
天井を見ながらほほ笑む。

点滴の最中だが体を起こす彼女。

「まだ寝ていてください。
医師から点滴時間は3時間と言われています。」

まだ残り1時間30分ほどある。

「大丈夫。初めてじゃないから。」

そういうと、すっと上半身を起こしため息をつく。

「私ね、七海くんの前にもパートナーがいたんだけど。」

そう切り出す彼女。

数時間前の同期の言葉が脳裏に浮かぶ。

『担当してた新卒の子を追い詰めて、
辞めさせたらしいよ〜、お前大丈夫かよ〜(笑)』

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