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【呪術廻戦】七海建人の嫁になるまで

第1章 出会い


「……そうですか。」

3月に入社して半年が経過しようとしている。

七海が商談を任されるようになったのは
6月半ばだった。

「あ、そうだ!七海さ、今度、森川さんと飲みいこーよ!」

先程まで彼女の噂をしていたとは思えぬ軽快さ。
はぁ、と溜息をつき「考えておきます」と一言。

「では、私は予定があるので。」

日頃から情報共有や顧客整理をしている彼女のお陰で
彼女がいなくともスケジュールは難なくこなせそうだ。

礼儀、話し方、営業スキル、資料作成、事前連絡…

全て彼女から教わった。

午前中は元々ロープレをする予定だったが…
進む時計の針

意を決して渡された住所へ向かう。

見覚えのある住所。

たどり着いたのはいつも通っていたパン屋の向かいだった。

「……ここですか。」

部屋番号を押し、オートロックのインターホンを鳴らす。

返答はない。

念のため。と2回目のチャイム。

「……はい」

弱々しい声が聞こえる

「……七海です。」

自動ドアが開く。

エレベーターに乗り8階へ

部屋のインターホンを鳴らす前に扉が開く。

「……ごめん。」

そこには、完全に憔悴しきった彼女がいた。

「……!どうされたんですか!」

扉を開け、彼女を支えようとした瞬間だった。
部屋の中に数体の呪霊が見えた。

「た、だの胃痛……」

たまに酷くて…。と付け加え呼吸を止める。

「大丈夫……じゃなさそうですね。失礼します。」

彼女を支え寝室に向かう。

「とりあえずこれを…」
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