第2章 勘違い
「よし、帰ろうかな…!ありがとうね」
「ゆっくり休んでください。」
“また明日”と、いつものようにマンションへ入る。
その背中を見送る七海。
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「で???????」
「で。とは何でしょう」
八条の隣の席でグラスを傾ける七海。
「いやいや、その続き!」
「何もありませんが。」
「はぁぁぁ?」
「とういうか、つい先日、“私に好きになるな”とおっしゃっていませんでしたっけ」
「いったけどさ~…」
先に飲んでいた八条
「正直恋愛感情があるかわかりません。」
「あ、そ。七海、性欲とかなさそうだもんね」
「…別に性欲はありますよ。」
「あるんかい。」
「男ですから」
「ふーん。」
「なんですか」
「じゃー、ヤりてーってなんないの?森川と」
「…愚問ですね。脳内それだけですか」
「信じられないくらい蔑んだ目で見るのやめてくんない?」
1時間程前に、八条さんから…
『七海、ひま?』
『森川が残ってるから送ってやって』
とだけ連絡がきたので、会社に向かって送った。
一応報告した方が良いかと思い『送り届けました』と送ったらこれだ。
「八条さんは、まだ諦めていないんですか?」
「諦める??あぁ、森川ね」
はぁ、とため息をつきながらこちらを見てくる。
「そう簡単に諦められないけどさ、あいついうこと聞かないから」
その言葉を聞いてバックから例の物を取り出す。
「これ。八条さん。どうぞ。」
「はぁ?これ帝都ホテル…あれ、森川に渡してなかったっけ?」
「はい。一緒にどうぞ。
今週土曜日19:00です。」