第2章 勘違い
それから30分ほど集中して仕事と向き合った。
「じゃ、俺先に帰るから」
「あ、うん。」
「お疲れ~」
「うん!お疲れ~。」
時計を見ると21:00をさしていた。
「はぁ…。私も、もう帰ろうかな。」
そう思った時だった。
扉が開く音が聞こえた。
「忘れ物~?」
「お疲れ様です。」
「!?!」
八条が戻ってきたと思ったのに、
丁寧な声が返ってきて驚く森川。
「な、七海くん…お疲れ。どうしたの」
「近くを通ったので」
「…あ、そう…。」
「これ。どうぞ。」
「え~~!サンドイッチ…!うれしい!!」
「まだ帰らないんですか?」
「…いや、もう遅いし帰ろうかなーと。」
「では、送ります。」
「いやいや、大丈夫だよ~。そんなに遠くないし」
「はぁ…。
こんな夜遅くに女性が1人で危ないですよ。」
「えぇ、、うーん、ありがとう?」
「では、下で待っています。」
「う、うん。」
荷物をまとめてオフィスを出る。
(意識しないようにしてたけど…)
夜道で2人きりで歩くのは~…とおもいつつ外に出ると、
紳士な男が立っていた。
「お待たせ。」
「いえ。」
自宅の方へ歩こうとすると、背後から名前を呼ばれる。
「森川さん。こっちです。」
「??私の家こっちだけど…」
ピピッと音が響く。
「車。乗ってください。」
目の前にはBMW
-BMW 525Li Exclusive M Sport