第4章 会えば白
話はまとまったのを悟ったのか五条の隣に夜蛾が寄ってきた。
「お前、八百比丘尼を個人で所有しようだなんて何を考えているんだ。本気で八百比丘尼を労働力として使おうと思っているのか?」
訝しげな目を向けられるがそんなのどこ吹く風で
「住環境は整ってた方がいいでしょー?」
なんてふざけているように答える五条。
本音が見えない五条に夜蛾が大きなため息をつく。
そして、ふと、
「…ところで、八百比丘尼にパンツを手洗いさせたっていうのは事実か?」
その質問には五条は固まり、苦笑う。
「本当、それはもうツッコまないで…」
これから刹那に身の回りのことをやってもらうに当たり、真っ先に洗濯機の使い方を教えようと固く心に誓った五条だった。
かくして長く放浪していた刹那は特級呪術師・五条悟個人所有の『特級秘匿物:八百比丘尼』として高専内で生活することとなった。