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ロマンス【ジョジョ4部】

第2章 ありきたりすぎる出会い


「で、お姉さん」
「はいっ!?」
「どこ、行くんスか?」

そう尋ねられて、私はいい歳して男子高校生におんぶされているという事実に顔を赤らめながら答えた。
「あの……岸辺露伴の家って、知ってます?漫画家の……なんかここらじゃ有名な家らしくて……」

すると、顔だけ後ろに向けていた彼の表情が一変した。

「げっ!……あ……そう……」
「え!もしかして露伴先生と、お知り合いで……?」
「あんなヤツとはお知り合いになんかならねー方がいいっスよ……しょうがねぇ、行くか……」
ブツブツとごちながら彼が歩き出したので、申し訳ないと思いつつ落ちないように彼の首に腕を回した。






数十分後。




「はい、着いた」

1人暮らしするにはデカいんじゃないのって感じの一軒家の前で、彼の足が止まった。

「すみません……ありがとうございました!」
「別にィ、いいっスよ。……足首、腫れてんな」
そう言われて自分の足に目をやると、ずくずくと痛んでいた足首が腫れていた。
「病院、行った方がいいかなぁ……」
そう呟くと、彼は「いや?」と首を振った。

そして、そっと腫れた足首に彼の手が触れた。


「……いっ……え……」


彼が手を離すと、腫れていたはずの足首は何事も無かったかのように元通りになっていた。


「えっ、え?」


思わず自分の足を二度見してしまう。

 な、なんで?

 今の今まで、腫れてたじゃん……

「どうして?えっ?きみ、何したの?」
「仗助」
「え」
「東方仗助っス。お姉さんは?」

私の疑問には答える事なく、仗助と名乗った彼は高校生らしい笑顔を見せた。

 ちょっ……イケメン……

「あ、えと……彩峰麻由佳……です……」
「彩峰さん、今の、誰にも内緒っスよ?」
「あ……」

 今のって……足の事……?

「は、はぁ……」
そう返事をしながら、私は彼の背中から降りた。

地面に着いた足は、ひとつも痛まなかった。

「ありがとうございます……なんか、スゴい……あっ!」
私が素っ頓狂な声を上げたので、彼はビクっと固まった。
「あの、仗助、くん……!なんかお礼、させてください!」
「はぁ?」
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