第3章 なんかゲームみたいな生活
はぁ~ッ!?パシリだぁ!?
こんな素敵な人をパシリに使うとかよぉ~……マジで……
「でも、しょうがないかって思ってる……結局、私編集の仕事好きだし……」
そう言って、少し俯いたまま微笑んだ彩峰さん。
ヤベぇ……可愛い……いやっ、綺麗……どっちなんだ……
と、取りあえずだ。
露伴とは付き合ってるとか、そういうんじゃあなさそうだぜ……
そう心の中で結論付けた俺は、彩峰さんに気になっていた事をぶつけてみた。
「あの……彩峰さんって、その……彼氏とか、いるんスか……?」
彩峰さんは、俺の質問に顔を赤く染めて少しの間フリーズした。
「……え……」
あぁっ!?
その反応……どっちなんだ?
もうどっちでもいいから早く何か言ってくれよぉ~ッ!
し、心臓に悪いぜ……
「あの……その……いない、です……」
ややあってから出されたその答えに、俺は心の中でガッツポーズを決めた。
よぉっしゃあぁぁッ!いない!
俺にもチャンスが……って……待てよ。
こんな年下の……高校生に気ィ持ってくれんのか?彩峰さんは……
ヤベぇ……
俄然不安になって来たぜ……
私は、彼氏がいないと答えた後、軽くパニックに陥った。
ええぇぇっ!?
どういう事!?
仗助くんが私に……彼氏いるのかなんて……
ちょ、待って待って!
それって、それって……!
舞い上がりかけた所で、はたと我に返る。
高校生の仗助くんからしたら、24歳の私って結構年上だ。
果たして、そんな女に気なんか持つだろうか?
世間話の一つかもしれない。
そうだよね……それに私、見ての通りポンコツですし……
仗助くんが、私みたいなの相手にするワケがないよ……
勝手にそう結論付けて項垂れた時、「仗助くん?」と男の子の声が聞こえた。
声のした方を見ると、仗助君並みに背の大きな男の子と、背が小さめの男の子が立っていた。
「お、康一に億泰じゃねーか」
どうやら、仗助くんの口ぶりからして友達みたいだ。
「何してんだお前ら、こんな所で」
「仗助くんこそ、綺麗なお姉さんと何してるの?」
「仗助えぇぇ!お前ッ、モテてるくせにこんなキレーなお姉さんとよぉ~ッ……ずりぃ、ずりーぞ!」