第7章 幼女化
「――っ、はぁあッ!!」
大きく身体を跳ね上げ、は激しい動悸とともに再び目を覚ました。
視界に飛び込んできたのは、もう何度目になるか分からない自室――801号室のドアだった。
「また、ここ……っ」
慌てて自分の身体を見下ろすと先ほど無残に引き裂かれ、ずらされていた下着やストッキングは、何事もなかったかのように綺麗な状態で元通りになっていた。
衣服や床を汚していた大量の潮や蜜も綺麗さっぱり消え失せている。
だが、マンションの廊下という無防備な場所で磔にされ、無数の指でナカをめちゃくちゃに掻き回されて高い悲鳴を上げながら潮を吹き上げさせられたあの生々しい快感の記憶と、身体の奥に燻る淫らな熱だけははっきりと肉体に焼き付いていた。
(マンションの廊下であんな破廉恥な姿にされて、潮まで噴かされるなんて……っ)
あまりの羞恥に顔がカッと赤くなり、胸が激しく締め付けられる。
しかし、どれだけ恥ずかしさに苛まれても、この絶望的なループから抜け出すためには気を取り直して前に進むしかないのだ。
「今度こそ、今度こそ絶対に引っかからない……!」
は両手で自分の頬を叩いて気合を入れ直すと、周囲の壁や床に神経を尖らせながら再び廊下へと歩き出した。
廊下を進みながら、何かおかしなところはないかと必死に視線を走らせる。
だが、特にこれといった異変らしいものが見つけられず、の心には次第に焦りが募っていった。
(おかしい……本当に何もないの? また何か見落としてる……?)
焦燥感に駆られる彼女は、決定的な違和感に気づいていなかった。
彼女自身の目線がいつの間にか低くなっているという異変に、全く気がついていなかったのだ。