第4章 ※通り過ぎる黒猫
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「ん……、あ、う……っ」
かすかな自身の喘ぎ声で、は目を覚ました。
覚醒と同時に全身を襲ったのは、ゾクゾクとするような悍ましい感触だった。
身体のあちこちを、硬くザラザラとした無数の『舌』で激しく舐め回されている感覚。
「な、に……これ……っ!?」
驚いて自身の身体を見下ろしたは目を見開いた。
着ていたはずのスーツは鋭い爪で引き裂かれたようにボロボロになっており、肌蹴た衣服の隙間には、数匹の黒猫が群がっていた。それは先ほどすれ違った猫と同じ姿をしていたが、よく見ると実体を持たない、陽炎のように蠢く黒いモヤの悪霊だった。
猫の形をした怪異たちは、の完全に剥き出しにされた両胸へと群がり、そのざらついた舌を容赦なく突起へと這わせていた。
「ひゃあ、あ、んっ!や、やめて……おっぱい…舐め、ないでぇ……っ!」
ペロペロと不気味な水音が静かな廊下に響く。
ピンと硬く立ち上がった乳首を、二匹の猫の姿をした怪異が左右から執拗に舐め回し、小さな牙でチクチクと甘噛みして虐めてくる。
猫特有のザラザラとした舌の刺激が敏感な尖端を擦るたび、脳に鋭い快感が走り、は涙を流して身体をよじった。
しかし、強烈な刺激は上半身だけでは終わらなかった。
「あ、はぁっ、嘘、そこも、らめぇ……っ!」
脚の間に広がる、さらなる濡れた熱感には声を震わせた。
ストッキングも下着も無残に引き裂かれ、完全に無防備に晒された秘部へ、さらに別の二匹の猫が顔を埋めていたのだ。
ーージュブ、ジュブウッ、ペロッ、ペロペロ……!
一匹の猫が小さな鼻先を押し付け、一番敏感なクリトリスをザラついた舌先で高速で転がすように舐め回す。
同時にもう一匹の猫が、愛液でじっとりと濡れそぼる大陰唇や小陰唇のヒダを、割り広げるようにしてレロレロといやたらしく舐め上げていた。
「ひあぁあッ!ん、んんぅう、そこ、だめぇ、あ、熱い、熱いのぉおおっ!」
逃げようにも、四肢は猫たちの放つ不気味な重圧に押さえつけられ、床に縫い付けられたように動かない。
全身の性感帯を同時に、それも人間のものとは違う異質な舌で貪られる快楽は、あまりにも暴力的だった。