第7章 どこにいても
シャンプーをして身体を洗い、お湯に浸かる。
先に浸かっていた真希に肩を抱いて引き寄せられた。
「お前ら、やってただろ」
「やっ……?!やってないよ……まだそこまでしてない……」
真希は「ふーん」と面白くなさそうに離れていく。
だが肩に触れられて、ドキッとなる。
真希を見ると、ニヤニヤしていた。
「随分でかい虫に噛まれたみたいだな」
真希の指の先を見ると、憂太の歯型がくっきりついていた。
それ以外にも赤い痕がたくさんあって、ヒュッと喉を鳴らす。
――気づいてなかった……。
ぎゅうと自身の身体を抱き締めて、鼻の下までお湯に浸かる。
「え、えっちって……気持ちいいんですか?真希パイセン」
「聞く相手間違えてるだろ」
他に誰に聞けと……硝子さんに聞いてみたらいいんだろうか。
いや、真希以外に聞ける気がしない。
指であんなに気持ちよかったんだから、もっと気持ちいいのかな……。
あれより気持ちよくなったら、おかしくなっちゃう……。
「聞いた感じ、結構進んでるんだろ。あんま我慢させてると、憂太がきついぞ」
「よく知らねぇけど」と続けた真希をちらっと見て、水面に映る自身の顔をブクブクと歪ませた。