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【文スト】不思議の国の異能少女・陰

第8章 約束の日


アリスは明るくなった気配と身体の痛みで目を覚ました。

「んぅ…」

ゆっくりと体を起こそうとするも、何かに阻まれてうまく起き上がれない。
その原因を見て、


「〜〜っ!?」


真っ白だった肌を真っ赤に染める。

私、昨日中也兄とっ…!

その原因は目を閉じてアリスを抱き抱えている。
如何しようかと考えて、原因こと中也の寝顔をじっと見るアリス。

「何見てんだよ」

「うひゃ!?」

中也がパチッと目を開けるとアリスが掠れた声で短い悲鳴を上げた。

「おはようさんアリス。大分無理させたみたいだが、身体は大丈夫か?」

「この声聞いて大丈夫だと思うの?」

「悪かったッて。仕方ねえだろ?3年待った結果だ」

「うぅ…。」

アリスは恥ずかしさのあまり布団に潜る。

「出てこいって。風呂入ろうぜ」

「………もしかしなくても一緒に?」

「そりゃそうだろ」

「恥ずかしいからヤダ……」

「仕様がねえな」

「!」

アリスの顔がパアッと明るくなる。中也がアッサリと折れてくれた


「じャあ、恥ずかしくなくなるまでヤるか」

「済みません。一緒にお風呂入ります」

ーーー訳が無かった。
中也は満足そうにニッコリ笑うとアリスを担いで風呂場へと向かったのだった。


ーーー


何やかんや言い包められながら結局お風呂場で一戦交え、身体を清めて湯舟に浸かったのはどれくらい経ってからだろうか。
中也に凭れ掛かるようにアリスは湯舟に浸かっている。


「中也兄の意地悪」

「だから、悪かったって謝っただろ」

「……嘘つき」

首筋に唇を寄せて軽く吸い上げながら、軽く返事する中也にアリスの嘘発見器が反応する。

「仕方ねえだろ。アリスが悪い」

「私悪くないもん……」

そう云いながらも身体を中也に預け、されるがままだ。
そうしながらアリスはポツリと話し出した。

「中也兄は…」

「ン?」

「その……大人っぽい女性が好みだって…聞いてた」

「何だそりゃ。誰にだよ」

「それは秘密」

アリスの髪を弄りながら答える中也。

「何方かと云えば大人の方が楽だからなァ」

「!矢っ張り」

「でもそれと何の関係が在ンだよ」

アリスの顎を持ち上げて、軽く口付けをする。
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