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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第21章 特級×約束×乙骨


「その服装は……。」

思わずじっと見つめてしまう。
いつもより少し大人っぽい雰囲気。

乙骨はようやく目の前まで来ると、少しだけ肩で息をしながら笑った。

「ごめん。」

乱れた呼吸のまま。

「ぎりぎりになっちゃった……。」

そして。

ほっとしたように息を吐く。

「間に合ってよかった。」

その言葉の意味を考えるより先に。

乙骨はゆっくりと

そして――

片膝をつく。

周囲がざわめいた。

近くを歩いていた人たちが足を止める。

けれどそんなことはどうでもよかった。

の頭は完全に真っ白だった。

「え。」

乙骨がそっと左手を取る。

優しく。

そして真っ直ぐ見上げてくる。

「さん。」

柔らかな声。

だけど一度も逸れない視線。

「戻ってきたら。」

一呼吸。

「僕と結婚してください。」

時間が止まった気がした。

空港の喧騒も。

アナウンスも。

何も聞こえない。

ただ。

目の前の人だけが見えていた。

思わず笑ってしまう。

嬉しくて。

愛しくて。

泣きそうで。

「……ふふっ。」

小さく笑う。

「もちろん。」

その返事を聞いた瞬間。

乙骨も安心したように微笑んだ。

「…よかった、」

そして懐から小さなケースを取り出す。

ぱかりと開かれたそこには。

繊細な輝きを放つ婚約指輪。

「え……。」

思わず目をぱちぱちさせる。

「これ……。」

乙骨は何も言わずに指輪を取り出した。

そして。

そっと。

の左手の薬指へ滑らせる。

今までつけていた指輪の上に、ぴたりと収まった。

「……こんな素敵な指輪。」

信じられなくて何度も眺めてしまう。

光を受けてきらきらと輝くそれは、あまりにも綺麗だった。

すると乙骨は少しだけ照れたように笑う。

「ふふっ。」

「?」

「魔除けにはちょうどいいでしょう?」

そう言いながら。

乙骨はちらりと五条を見る。

腕を組んで見守っていた五条。

「なんでこっち見たんだよ。失礼なやつ~」

いつもの調子で即座にツッコミが飛ぶ。

二人のやり取りに思わず笑ってしまう。

けれど視線はまた左手へ戻る。

何度見ても現実感がない。

指輪。

約束。

思わず口元が緩んでしまう。
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