【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
2日目の夜。
沖縄対策本部の仮設詰所。
時刻は日付を跨ぎ、深夜1:30を過ぎていた。
「……は?」
伏黒の手が止まる。
受け取った報告書を見つめる。
『蘆屋先生、任務中に呪詛を受けた可能性あり』
『現在ホテルへ帰還済み/呪霊討伐完了』
紙を握る指に力が入った。
「呪い……?」
隣にいた術師が肩をすくめる。
「同行してた術師を庇ったらしい。」
「症状は。」
「分からん。」
短い返答。
それが逆に嫌な予感を煽った。
伏黒は舌打ちを飲み込む。
ホテルへ視線を向けた。
たまたまコンビニへ飲み物を買いに出た時、
騒がしかったから立ち寄ったものの…
(まさか…)
ホテル。
廊下は静まり返っていた。
鈴はとっくに眠っている。
起こす必要はない。
伏黒はの部屋番号の前で立ち止まった。
コンコン。
ノック。
返事はない。
数秒待つ。
もう一度。
コンコン。
すると。
かちゃり。
内側から鍵が開く音。
ドアがほんの少しだけ開いた。
隙間から顔を覗かせたを見た瞬間。
伏黒の眉が動く。
「っ……」
顔が赤い。
明らかに様子がおかしい。
呼吸も浅い。
肩が上下している。
「先生。」
呼びかける。
すると。
は苦しそうに笑った。
「っ、、あぁ……」
息が漏れる。
「伏黒く、、ん……」
言葉を紡ぐだけで辛そうだった。
「どうしたの……こんな遅くに……」
その声を聞いた瞬間。
伏黒の中で何かが切り替わる。
違う。
これは。
ただの疲労じゃない。
「先生。」
伏黒がドアへ手をかける。
「大丈夫ですか。」
「だ、大丈夫……」
その返答が一番信用できなかった。
「少し休めば――」
言い終わる前だった。
ぐらり。
の身体が揺れる。
反射的に伏黒が腕を伸ばした。
「っ!」
支える。
異常に熱い。
まるで発熱しているみたいだった。
伏黒の表情が険しくなる。
「先生。」
返事はない。
苦しそうな呼吸だけ。
伏黒はそのままドアへ手を掛けた。